歯科医によるノルアドレナリンと禁煙の関係性

近年、歯周病と禁煙の大切さを、歯科医を中心に様々な分野で取り沙汰されています。というのも、歯科医の報告では喫煙者のグループで、歯周病などの疾患にかかる人が非常に多くなっているという点が挙げられています。そしてそれと共に、ストレスと喫煙の重要な関連性も歯科医の間では頻繁に話題となっています。
そして、喫煙者の禁煙と切っても切れない関係にあるのが、喫煙者の日常生活とストレスホルモン、ノルアドレナリンとの関係です。ノルアドレナリンは、人が日常生活のなかなどでストレスに晒された時に分泌される、ストレスホルモンです。
このノルアドレナリンは、ストレスに人が立ち向かうために集中力や気力を持続させる働きがあるので、私達の生活に必要不可欠なストレスホルモンの一種といえることでしょう。しかし、極度なストレスに日常的に晒されている人とって、このノルアドレナリンが過剰に体に分泌されることにより、歯周病の原因となる病原毒素を作り出すことを促進してしまう働きがあります。そして日常のストレスなどによりノルアドレナリンの分泌にさらされている人が、長きに渡り喫煙を続けることにより、ニコチンによる口腔内の炎症などのトラブルが頻発し、歯周病のトラブルがより大きくなります。
また喫煙により、サイトカインと呼ばれる物質の分泌がされる現象が起きますが、この物質は骨を溶かすものであり、より喫煙者の歯周病を深刻にする可能性があります。歯周病の予防には、毎日の適切な歯磨きや口腔内の衛生に留意することはもちろんですが、喫煙の習慣が歯周病とは切っても切れない関係にあると言えます。このことから見てみても、喫煙者が1日も早く禁煙をするということは、体と歯の健康にとってとても大切なことでしょう。